「仁王」というのは、寺院の門に左右一対で配置された「金剛力士」のこと。
寺院内に仏敵が入り込まないように防いでいる守護神です。
右側・・・怒りの表情を表した阿形(あぎょう)像
左側・・・怒りを内に秘めた吽形(うんぎょう)像
よく、2人の気持が多くを語らずに、ピッタリあうことを「あうんの呼吸」といいます。
「あうん」を漢字にすると「阿吽」です。
阿形像と吽形像は、それを象徴した像です。
壽福寺の仏殿には、鶴岡八幡宮にあった仁王像が安置されています(非公開)。
かつて、鶴岡八幡宮は神仏混淆の寺院でしたので、仁王門がありました。明治の神仏分離令によって仏教関係の建物は壊され、多くの仏像も破壊されてしまいました。
妙本寺では、仁王の代わりに持国天と多聞天が安置されています。
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