2012/03/04

鎌倉:扇ヶ谷の智岸寺稲荷

智岸寺稲荷


JR横須賀線の車窓からも見ることができる稲荷社。

智岸寺稲荷と呼ばれています。

かつて、扇ヶ谷の英勝寺の西北には、智岸寺という尼寺がありました。

『新編相模国風土記稿』には、東慶寺の旭山尼が隠居所としたことや、英勝寺が智岸寺の故地に建立されたことが記されています。


智岸寺には地蔵堂があって、地蔵菩薩像が安置されていましたが、寺が廃れると鶴岡八幡宮正覚院に移され、現在は瑞泉寺の地蔵堂に安置されています。

この地蔵像は、鶴岡八幡宮に移された頃から「どこも苦地蔵」と呼ばれ、鎌倉二十四地蔵の一つに数えられています。


阿仏尼墓
智岸稲荷のすぐ横のやぐらは、阿仏尼の墓と伝えられています。

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